弁慶より牛若丸

こんばんは!王子堂の王子真史です。

 

今日は、操体法創始者・橋本敬三先生の「生体の歪みを正す」の本から、

「動作はすべて中心に要約されるべき」という内容を、

 

動作時に手や足がまず先に出る。

このように体の末端がまず動作を起こすことは、全体の平均を破って重心を傾けてしまうことになります。

つまり、体(たい)が崩れてしまうのです。
体の運動動作というのは、すべて「中心に要約」されるべきです。
そうしてこそ力は平均され、疲労も一様に分配されるので、能率が上がるのです。
古来、日本の武術・芸道の型は皆ここに集中されていることは素晴らしいことです。
手足よりも体が先に動くこと。手足を体から離して使用しないこと。
練習時の初めと終わりに行なう儀礼は体の中心に重心を集中させ、体の崩れを防ぐことができるのです。

一局部に力を入れてする動作というものは実は能率のよくないものであって、

力が一局部に入っていると、結果として力がこもっているのです。
つまり全身でやるから全身の力が入るのです。
また、筋肉隆々が良いと思われているけれど、あまり良くありません。
力が入りっぱなしになっているので、無駄な力が邪魔しているのです。
一度動作が終わった時には、力が抜けて、柔らかい筋肉が良いのです。

 

弁慶より牛若丸の方が良いのです(^-^)

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