「原始感覚」についてのお話。

 

動物というのは、自分で自分のからだを治す方法を知っています。

生まれ持った自分自身の「勘」で治してしまうのです。

「勘」つまり「原始感覚」のことですが、

 

この感覚は本来人間にも備わっていて、

自分の原始感覚に従って、自分のからだに合った行動をとったり、食物をとったりします。

 

私たちの先祖はまさにそういった生活を送っていたのです。

 

しかし、人間が進化するに従って、知識や文化が進めば進むほど、そちらに気をとられてしまい、この原始感覚が鈍くなってきます。

 

そうすると、からだの中の反応に素直に反応できなくなり、そのためにバランスを崩してしまい、からだのどこかに異常が出てきてしまうのです。

 

逆にこの原始感覚を高めていってあげると、無意識のうちにからだが勝手にバランスをとり、

歪みを正体に、元の自然体に戻してしまうのです。

 

操体法では、この「原始感覚」を大切にしています。

 

この原始感覚に従って気持ちよくからだを動かすことで、その人の本来のからだに自然と戻っていくのです。

 

からだって不思議だけどとっても面白いんです(^-^)♪