まず1番に頭に入れておいていただきたいことは、
「人間は誰しもが健康で幸福に一生を送れるように、完璧に設計されて生まれてきた」
ということです。
もしそうでないとすれば、病気になったら治る見込みはありません。
「治る」ということは「元に戻る」ということです。
設計通りの元の体に戻ればいいのです。
「操体とは、体を気持ちよく動かして元のようにすること」です。
体操とは意味が違います。
(万病を治せる妙療法 操体法 橋本敬三著より)
操体法は、(故)橋本敬三先生が名付けまとめた純日本医学。
「快適に満足して充分に生きてゆく」ための道しるべです。
「快適に満足して充分に生きてゆく」とは言っても
【どこにも不具合のない完璧な心身=100点】を追求するものではありません。
60点でマにあえばいいのです。
【完璧】を目指してしまうと、不安感や恐怖感が心の中に生み出され
それを解消しようとして頑張りすぎて、欲張り、威張り
しまいには生きて行くための最も大切な【感覚】を鈍くしてしまうことになります。
人は、ある許容範囲のバランスの中にいれば
なんとなく快適に生きて行けるようになっています。
60点で、まずまずマにあっていれば充分だ
という気楽な考え方が操体のポイントです。
橋本先生はお医者さんでしたから
身体と心の本当の治し方が知りたくて
様々な治療法や予防法などを実際にためしてみました。
そして最終的にわかったことは
「気持ちのいいことをすればいい」
という原始感覚が指標となるシンプルなことでした。
操体法は、いつでも、だれでも、どこでもできる整体です。
王子堂では、私たちプロの治療家が整体するだけでなく
一人でできる整体も指導していきます。
・4つの責任行動
人間の健康状態は、「呼吸、飲食、精神活動、身体運動」の4つの基本行動と、環境との関連から成り立っています。
言い換えると、
毎日の生活が自分の体を作っているということです。
呼吸、飲食、精神活動、身体運動はその人の責任行動ですから、
人によってどうにでも変えられるし、その結果、健康にもまた色々と違った状態が現れるということです。
これを知ってると知らないとで、人生が大きく変わります。