手は、体の中でも普段1番よく頑張って、働いてくれている部分です。
そんな手の手首が痛くなったという経験はありませんか?
一瞬なら良いのですが、長引くと厄介ですよね…
でもあなたのその長引く、手首の痛みには原因があります。
痛みの原因
1.捻挫
手首の関節に強い力が加わったりしたときに起こります。
手首に痛みを覚えたり、腫れを伴ったりします。
実際に傷ついているのは靱帯や腱、軟骨といった骨以外の部分です。
靱帯が損傷した程度によって痛みは変わってきます。
2.狭窄性腱鞘炎(ドケルバン病)
繰り返し手を使うことで、指を動かす筋肉につながる腱に負担がかかり、炎症を起こした状態です。
頻繁に親指を多く使うことで生じやすく、親指の付け根から手首にかけて痛みや腫れがみられます。
40代以上の中年女性に多くみられます。
3.関節リウマチ
関節にある滑膜という膜が異常に増えて、炎症を起こす病気です。
症状が徐々に進み、関節の変形なども生じることがあります。
関節リウマチは指や手首、肘などさまざまな部分で起こります。
手首で生じると動かしにくくなったり、動かした時に痛みやこわばり、腫れがみられたりします。
4.橈骨遠位端骨折
転んで手を着いた時によく起こる骨折です。
転んだ直後から、手首に痛みが生じ、腫れがみられます。骨折によって手首の変形がみられる場合もあります。
女性が閉経後に骨がもろくなる骨粗鬆症にかかっていると起こりやすくなります。
5.舟状骨骨折
スポーツや交通事故で手首を強く打った時に生じる骨折です。
親指側の手首にある小さな舟状骨と呼ばれる骨が折れてしまった状態です。
単なる捻挫と勘違いしやすく放置されやすいですが、なかなか痛みが取れない場合は骨折が疑われます。
舟状骨は血流が悪いため、骨折した部分がくっつかず関節のように動いてしまう状態になる可能性があります。痛みが残ったり、手首を動かしづらかったりします。
6.ガングリオン
手にこぶができます。手首の近くで手の甲側にできることが多く、女性によく見られます。ガングリオンができても痛みが出ない場合が多いですが、こぶが神経を圧迫すると痛むことがあります。
7.キーンベック病
月状骨が潰れてしまう病気で、はっきりとした原因はわかっていません。大工仕事を行う男性に多く見られます。手首を動かした時に痛みを生じたり、動きにくかったりします。また腫れもみられ、握力が低下してくることもあります。
8.変形性手関節症
骨折などの怪我や関節リウマチ、キーンベック病が生じた後に手関節が変形してしまうことがあります。手首の痛みや動きにくさを感じることがあります。
9.三角繊維軟骨複合体(TFCC)損傷
手首を動かしたとき、手首の小指側が痛んだり引っかかった感覚になったりします。手首を使い過ぎたり、スポーツや転んで手首をひねったりしたときに起こることがあります。
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